今さら聞けない「SDGs」ってどんな取り組み？製造業にも関係ありますか？
2025.12.18
愛知県岡崎市で製造請負・人材派遣の会社を営むビージョブメイトの「ＢＳＧ株式会社」です。
地域密着・岡崎市で「企業」と「お仕事をしたい方」とをマッチングさせて頂いております。こちらのブログでは愛知県岡崎市周辺のお仕事情報の発信だけじゃなく、お仕事を探している方にとって有益な情報をお届けしたいと思いスタートしました。
さて、早速、今回のブログのテーマに入りたいと思います。
今回のテーマはズバリ『今さら聞けない「SDGs」ってどんな取り組み？製造業にも関係ありますか？』ということでお伝えしていきたいと思います。
近年、「SDGs（エスディージーズ）」という言葉を、テレビやニュース、そして企業の広告など、さまざまな場所で目にする機会が増えたのではないでしょうか。カラフルな17色のアイコンを目にすることはあっても、「結局、具体的に何を目標にしているの？」「自分たちの仕事や生活にどう関係があるの？」と、今さら人には聞きにくいと感じている方も多いのではないでしょうか。
特に、製造業に携わる皆さんは、「環境問題や社会貢献は、大企業が取り組むもの」というイメージを持ちがちですが、実はSDGsが目指す「持続可能な社会」の実現において、ものづくりを担う製造業は、極めて重要な役割を担います。
本記事では、SDGsの基本的な内容から製造業との関係、企業や個人にもたらされるメリットについて解説します。
■SDGsとは？
SDGsは正式には「持続可能な開発目標（Sustainable Development Goals）」と称され、2015年9月の国連サミットで採択された国際目標であり、2030年までの達成を目指しています。「誰一人取り残さない」という理念のもと、貧困や飢餓といった途上国特有の課題だけでなく、気候変動、エネルギー、働きがいなど、先進国を含む世界全体が取り組むべき17の目標と、それらを達成するための169のターゲットで構成されています。
このSDGsの達成に向けた取り組みは、もはや企業の社会的責任（CSR）という枠を超え、未来のビジネスチャンスそのものとして捉えられるようになってきました。
■SDGsと製造業の関係
製造業は、私たちの生活を支える製品を生み出す一方で、大量の資源やエネルギーを消費し、温室効果ガスや廃棄物を排出するという側面も持ち合わせています。このため、SDGsが掲げる17の目標のうち、特に環境や経済、労働に関する以下の目標と深く関わっているといわれています。
目標7の「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」や目標13の「気候変動に具体的な対策を」は、工場での再生可能エネルギーの導入や省エネ性能の高い設備への切り替え、そしてCO2排出量の削減といった、地球温暖化対策に直結する取り組みを製造業に求めています。
次に、目標8の「働きがいも経済成長も」は、単なる経済成長だけでなく、安全で公正な労働環境の整備や、多様な人材が活躍できる仕組みづくりを製造現場に促しています。さらに、目標9の「産業と技術革新の基盤をつくろう」と目標12の「つくる責任 つかう責任」において、製造業は、イノベーションによって資源効率の高い生産技術を生み出す主体であり、同時に、製品のライフサイクル全体を通じて、廃棄物の削減やリサイクルを推進する責任を負っています。
このように、SDGsの多くの目標は、製造業の事業活動そのものと密接に結びついています。
■製造業がSDGsに取り組むメリット
「SDGsへの取り組みはコストがかかるだけではないか」と懸念される経営者の方もいらっしゃるかもしれませんが、実はSDGsは企業に多くのメリットをもたらし、成長の機会を与えてくれます。
SDGsに積極的に取り組むことは、まず企業のブランドイメージと信頼性の向上に直結します。
現代の消費者は、単に価格や品質が良いだけでなく、環境や社会に配慮した製品を選ぶ傾向が強くなっており、SDGsへの取り組みを公開している企業は、社会的な責任を果たす企業として高い評価を得ることができます。
また、近年、環境（Environment）、社会（Social）、企業統治（Governance）の要素を重視するESG投資が世界的に拡大しており、SDGsを推進する企業は、投資家から持続的な成長が見込めると判断され、資金が集まりやすくなる傾向がります。
さらに、優秀な人材の確保においてもSDGsは重要な役割を果たします。特に若い世代は、企業の社会的責任に対する意識が高く、社会貢献に繋がる仕事、サステナブルな価値観を持つ企業で働きたいと願う傾向があります。そのため、SDGsを推進し、その目標達成に向けた具体的な取り組みをアピールすることで、企業は社会性と経済性を両立した魅力的な職場として映り、優秀な人材を引きつけ、組織の活性化を図ることができます。
■まとめ
SDGsは、「誰一人取り残さない持続可能な社会の実現」を目指す国際目標であり、ものづくりを担う製造業は、環境、エネルギー、イノベーション、労働環境のあらゆる面で、その目標達成に不可欠な役割を担っています。
SDGsへの取り組みは、企業ブランドの向上、優秀な人材の確保、新たなビジネスチャンスの創出といった、多くのメリットを企業にもたらします。
本記事を通じて、SDGsや製造業に求められる取り組みについて理解が深まれば幸いです。
今回は『今さら聞けない「SDGs」ってどんな取り組み？製造業にも関係ありますか？』について特集をさせて頂きました。
皆様のお仕事探しのご参考になればうれしい限りです♪
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