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工場現場で耳にすることのある「棚卸」ってどんな作業??

工場現場で耳にすることのある「棚卸」ってどんな作業??

2025.06.19

愛知県岡崎市で人材派遣の会社を営む「BSG株式会社」です。地域密着・岡崎市で「企業」と「お仕事をしたい方」とをマッチングさせて頂いております。こちらのブログでは愛知県岡崎市周辺のお仕事情報の発信だけじゃなく、お仕事を探している方にとって有益な情報をお届けしたいと思いスタートしました。


さて、早速、今回のブログのテーマに入りたいと思います。
今回のテーマはズバリ『工場現場で耳にすることのある「棚卸」ってどんな作業??』ということでお伝えしていきたいと思います。


棚卸は、簡単に言うと「倉庫や工場にある在庫の数を実際に数えて、帳簿上の数と照らし合わせる作業」のことです。在庫の状況を把握することで、企業の経営判断や今後の生産計画に役立てられます。

本記事では、工場現場の棚卸について、目的や具体的な作業内容、そしてスムーズに進めるためのポイントなどを解説します。


■なぜ工場で棚卸を行うの?その重要な目的とは

工場で棚卸を行う目的は、単に在庫の数を数えるだけではありません。
ここでは、工場で棚卸を行う目的を紹介します。


□正確な在庫数を把握し、管理の精度を高める

棚卸の最も基本的な目的は、倉庫や工場に実際にどれだけの在庫があるのかを正確に把握することです。帳簿上では在庫があるはずなのに、実際には見当たらない、あるいは数が合わないといった状況は、決して珍しいことではありません。棚卸を行うことで、こうした帳簿上のデータと実際の在庫数のずれを解消し、在庫管理の精度を高められます。


●帳簿上の数量との差異を発見する

長期間保管されている間に紛失したり、破損したり、あるいは誤って出荷してしまったりと、在庫の数は様々な理由で変動します。棚卸によって、帳簿上の数量と実際の数量との差異を洗い出すことができ、在庫管理の問題点や改善点を見つけられるようになります。

例えば、特定の製品の紛失が多い場合は、保管方法の見直しやセキュリティ強化などの対策を講じられるようになるでしょう。


●過剰在庫や不良在庫を把握する

棚卸は、売れ残ってしまった過剰な在庫や、品質が劣化してしまった不良在庫などを把握する機会となります。在庫は、保管スペースを圧迫するだけでなく、企業の資産価値を低下させる原因にもなりかねません。棚卸によってこれらの在庫を特定し、適切な処理を行うことで、無駄なコストを削減できます。


●適切な発注量を決定するための基礎情報とする

正確な在庫数を把握することは、今後の生産計画や発注計画を立てる上で非常に重要な情報となります。棚卸によって得られたデータをもとに、過不足のない適切な発注量を決定することで、在庫切れによる機会損失を防ぎ、過剰な在庫を抱えるリスクを減らせるようになるでしょう。


このように、棚卸は単なる在庫の確認作業ではなく、企業の効率的な運営と経営判断に不可欠なプロセスであることを理解しておきましょう。



■棚卸の具体的な作業内容と流れ

本章では、棚卸の具体的な作業内容と流れを解説します。


□【ステップ1】事前準備:計画と人員配置

計画をしっかりと立て、必要な人員を配置することで、スムーズかつ効率的に作業を進めることができます。


●棚卸の実施範囲と日程を決定する

まず、どの範囲の在庫をいつ棚卸するのかを決定します。工場全体の在庫を一度に行う場合もあれば、特定の倉庫や製品群に絞って行う場合もあります。通常の業務に支障が出ないように、休日や操業時間外に行われることもあります。


●棚卸の担当者を割り当てる

棚卸の範囲と日程が決まったら、それぞれの担当者を割り当てます。誰がどの場所の在庫を数えるのか、誰が記録を担当するのかなど、役割分担を明確にしておきます。現場によっては派遣スタッフも、担当者として割り当てられることがあります。


●棚卸に必要な物品を準備する

棚卸作業に必要な物品(カウントシート、筆記用具、バーコードリーダー、ハンディーターミナル、台車、脚立など)を事前に準備します。


●棚卸の方法や注意点を周知する

担当者に対して、棚卸の方法や、数え間違いを防ぐための注意点などを事前に説明します。初めて棚卸作業に参加する派遣スタッフに対しては、特に丁寧に説明を行う必要があります。


□【ステップ2】実地棚卸:在庫の数量を実際にカウントする

いよいよ実際に在庫の数を数える作業(実地棚卸)に入ります。この作業は、棚卸の中でも最も時間と労力を要する工程であり、正確性が求められます。


●カウント担当と記録担当がペアで作業する

多くの工場では、カウントする人と、その数を記録する人がペアになって作業を行います。カウント担当者が在庫の数を声に出して数え、記録担当者がそれをカウントシートやハンディーターミナルに記録していきます。


●在庫の種類ごとに数量をカウントする

製品、部品、原材料など、在庫の種類ごとに数量をカウントしていきます。同じ種類の在庫が複数箇所に保管されている場合は、それぞれの場所の数を合算する必要があります。


●カウントミスを防ぐための工夫をする

カウントミスを防ぐために、様々な工夫が行われます。例えば、カウント済みの棚には目印をつけたり、数を数え間違えやすい小さな部品は複数人で確認したりするなどです。バーコードリーダーやハンディーターミナルを使用する場合は、読み取りミスがないように注意が必要です。


●不良品や移動予定の在庫などを区別する

通常の在庫だけでなく、不良品として保管されているものや、既に出荷が決まっていて移動予定の在庫などは、通常の在庫とは区別してカウントする必要があります。これらの在庫は、棚卸の目的や評価方法によって扱いが異なる場合があります。


□【ステップ3】棚卸結果の照合と差異分析

実地棚卸で得られたカウント結果を、帳簿上の在庫数と照らし合わせる作業を行います。もし差異があった場合は、その原因を特定し、必要に応じて帳簿の修正を行います。


●カウント結果をデータ化する

カウントシートに手書きで記録した場合は、そのデータをパソコンなどに打ち込み、集計します。ハンディーターミナルを使用した場合は、データをシステムに取り込みます。


●帳簿データと照合し、差異を確認する

データ化されたカウント結果と、帳簿上の在庫データを比較し、差異がないかを確認します。差異があった場合は、どの在庫で、どれくらいのずれがあるのかを明確にします。


●差異の原因を調査する

差異が見つかった場合は、その原因を調査します。カウントミスなのか、帳簿への記録漏れなのか、あるいは在庫の紛失や破損なのかなど、考えられる原因を一つ一つ検証していきます。


●帳簿の修正と対策の検討

差異の原因が特定できたら、必要に応じて帳簿のデータを修正します。また、今後同様の差異が発生しないように、在庫管理ルールの見直しや改善策を検討します。


照合と差異分析の工程を通じて、在庫管理の問題点を明らかにし、改善に繋げていきます。


■まとめ

工場現場で耳にする「棚卸」という作業について、その目的、具体的な作業内容、そしてスムーズに進めるためのポイントなどを解説しました。


棚卸は、正確な在庫数を把握し、管理の精度を高めるだけでなく、会計上の正確性を担保し、業務効率の改善や不正の防止にも繋がる、工場運営において非常に重要な作業です。

棚卸は、普段の業務とは少し異なるかもしれませんが、工場全体の運営を支える大切な作業であることを理解しておきましょう。


今回は『工場現場で耳にすることのある「棚卸」ってどんな作業??』について特集をさせて頂きました。

皆様のお仕事探しのご参考になればうれしい限りです♪


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