
独立・フリーランスが流行っていますが、製造業でも可能ですか?
2025.12.11
愛知県岡崎市で製造請負・人材派遣の会社を営むビージョブメイトの「BSG株式会社」です。
地域密着・岡崎市で「企業」と「お仕事をしたい方」とをマッチングさせて頂いております。こちらのブログでは愛知県岡崎市周辺のお仕事情報の発信だけじゃなく、お仕事を探している方にとって有益な情報をお届けしたいと思いスタートしました。
さて、早速、今回のブログのテーマに入りたいと思います。
今回のテーマはズバリ『独立・フリーランスが流行っていますが、製造業でも可能ですか?』ということでお伝えしていきたいと思います。
近年、働き方に対する意識が大きく変化し、特定の企業に属さずに働くフリーランスや独立という働き方に注目が集まっています。皆さんも、ITエンジニアやデザイナー、ライターといった職種が、場所や時間に縛られずに活躍している姿を目にして、「自分も製造業で培ったスキルを活かして、自由に働きたい」と考えることがあるのではないでしょうか。
しかし、製造業という産業は、大規模な設備やチームでの連携が不可欠であり、個人の裁量で完結しにくいというイメージを持っている方も多いかと思います。そこで本記事では、フリーランスとして活躍するための具体的な道筋と、今から準備すべきことについて詳しく解説していきます。
■製造業における独立・フリーランスの現状と可能性
ITやクリエイティブの分野ではフリーランスが一般化していますが、製造業では、独立した個人への業務委託はまだ一般的とは言えません。これは、製造技術や生産ノウハウが企業の競争力の源泉であり、機密情報として外部に流出しにくいように厳重に管理されている業界特有の事情があるからです。
また、生産ラインの設計や設備導入といった生産技術の仕事は、工場内のチームと密接に連携しながら、長期的な視点で進める必要があるため、外部の個人に単発で依頼することが難しいという側面もあります。
しかし、独立・フリーランスという働き方は、製造業においても全く不可能というわけではありません。むしろ、近年の少子高齢化による人手不足や、IoT・AIを活用したスマートファクトリー化の波により、高度な専門知識を持つ人材への需要は高まっています。
特に、複雑な製造プロセスを設計し、自動化設備を導入・調整できる生産技術エンジニアは、企業の生産性を左右する重要なポジションであり、多くの企業でその専門性が求められています。例えば、特定のロボットメーカーのティーチング技術に特化したり、特定の製造プロセスにおける品質改善で画期的な実績を挙げたりといった、即戦力として結果を出せる専門性を有している場合、個人でも独立して十分に活躍することは可能です。
また、今後は大企業だけでなく、中小企業でも生産性向上のニーズが高まっており、こうした企業をターゲットにしたスポットでの技術指導やコンサルティング案件が、徐々に業務委託形式で増加していく可能性も考えられます。
■製造業で独立できる職種
製造業の技術者が独立を果たす道筋は、主に二つのルートに分かれます。一つは、培ってきた技術力を武器に現場の課題解決を請け負うフリーの生産技術エンジニアの道であり、もう一つは、技術に加えて経営的な視点を持ち、企業全体の変革を支援する製造業コンサルタントの道です。
フリーの生産技術エンジニアになる場合、その業務内容は、生産ラインの立ち上げ支援、設備設計・導入サポート、特定の工程における改善指導などが中心となります。フリーの生産技術エンジニアには、先述の通り「即座に問題を解決できる」高度なテクニカルスキルはもちろん、クライアントの工場へ出向いて業務を行うことが多いため、円滑な人間関係を築くための高いコミュニケーション能力が不可欠です。
一方、製造業コンサルタントとして独立する場合、単なる技術指導にとどまらず、生産戦略やサプライチェーン全体を見渡し、経営層に対して論理的かつデータに基づいた改善提案を行うことが主な役割となります。このため、技術力に加えて、財務会計の知識や経営視点、複雑な事象を整理し道筋を示す論理的思考力が必須となります。クライアントである企業のトップやマネジメント層と対話し、全社的な変革を推進していくリーダーシップや交渉力も必要になるでしょう。
■独立に向けて何をしておくべき?
製造業での独立は、他の業界と比べて高い敷居がともないます。
しかし、将来的には、働き方の多様化やデジタル技術のがより進展し、外部の専門家に業務を委託する流れは加速していくと予想されます。
このチャンスを掴むためには、会社員として働いている今のうちから、独立に必要なスキルを計画的に磨き、準備を進めることが大切です。
独立を現実のものとするためには、「圧倒的な技術力の確立」が不可欠です。誰もが認める専門性こそが、フリーランスとしての最大の武器であり、セルフブランディングの核となります。所属する会社で、難易度の高いプロジェクトに積極的に手を挙げたり、最新の設備や技術に関する知識を自発的に学び続けたりするなど、市場価値を高める努力を怠らないようにしましょう。
さらに、経営視点を養うことも必須です。現場の効率改善に取り組む際にも、「この改善が会社の利益にどれだけ貢献するのか」「投資対効果は適切か」といった費用対効果を意識し、経営層に数字で説明できるよう意識してみてください。また、社内外の人脈を広げることも独立への大切な一歩です。業界の勉強会や交流会に参加し、横の繋がりを作ることで、将来的に案件を紹介してもらえる可能性や、ビジネスパートナーを見つける機会が増えるでしょう。
独立はハイリスク・ハイリターンな選択ですが、計画的なスキルアップと準備を行うことで、そのリスクを抑えながら、製造業という分野で新しい働き方を切り拓くことができるはずです。
■まとめ
製造業で独立・フリーランスとして活躍することは、現状ではIT業界などに比べてハードルが高いものの、不可能ではありません。
独立の道筋としては、フリーの生産技術エンジニアとして特定の技術を提供する道と、製造業コンサルタントとして経営視点から企業の課題解決を行う道の二つが考えられます。どちらの道に進むにしても、生産技術に関するハイレベルな知識と技術が必須となります。加えて、円滑に業務を遂行するためのコミュニケーション能力や経営戦略に関わる論理的思考力と経営視点も必要になります。
しかし、人手不足やDX推進の流れの中で、外部の専門家への業務委託は増加傾向にあり、将来的な独立のチャンスは広がっていくでしょう。
今回は『独立・フリーランスが流行っていますが、製造業でも可能ですか?』について特集をさせて頂きました。
皆様のお仕事探しのご参考になればうれしい限りです♪
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