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知っておきたい!製造業の7つのムダ「かざふてつどう」とは?

知っておきたい!製造業の7つのムダ「かざふてつどう」とは?

2025.11.13

愛知県岡崎市で製造請負・人材派遣の会社を営むビージョブメイトの「BSG株式会社」です。

地域密着・岡崎市で「企業」と「お仕事をしたい方」とをマッチングさせて頂いております。こちらのブログでは愛知県岡崎市周辺のお仕事情報の発信だけじゃなく、お仕事を探している方にとって有益な情報をお届けしたいと思いスタートしました。

さて、早速、今回のブログのテーマに入りたいと思います。

今回のテーマはズバリ『知っておきたい!製造業の7つのムダ「かざふてつどう」とは?』ということでお伝えしていきたいと思います。


日々、皆さんが当たり前のように手にしている製品は、製造業の現場で多くの工程を経て生み出されています。この製造プロセスにおいて、生産性や品質を低下させる原因となるのが「ムダ」です。トヨタ生産方式で知られるこの考え方は、日本の製造業の競争力を支える重要な概念となりました。

皆さんも、「もっと効率的に仕事を進められないか」「なぜこんな無駄な作業があるのだろう」と感じたことはないでしょうか。製造業におけるムダは、単なる時間の浪費ではなく、コスト増や品質のばらつき、そして従業員の負担増にも繋がります。

本記事では、製造業の現場で特に重要視される「7つのムダ」を「かざふてつどう」という覚えやすい言葉で解説し、それらをなくすための具体的な方法について掘り下げていきます。


■製造業の7つのムダ「かざふてつどう」とは?

製造業における7つのムダは、生産性を阻害する要因を体系的に分類したものです。
ここでは、「かざふてつどう」の意味について解説します。


「か」=加工のムダ付加価値を生まない加工・過加工 ※規格以上の研磨、二重検査、不要な仕上げ など)

「ざ」=在庫のムダ(原材料・仕掛・完成品の持ち過ぎによる保管コスト、劣化・陳腐化リスク

「ふ」=不良・手直しのムダ(手直し・再検査・廃棄が発生し、時間とコストが増える不良の発生

「て」=手待ちのムダ(段取り待ち、機械待ち、材料・指示待ちなどで人や設備が止まっている時間

「つ」=作り過ぎのムダ(需要以上の生産

「ど」=動作のムダ(工具探し、取りに行く往復、過度な屈伸・姿勢変更 など)

「う」=運搬のムダ(レイアウト不良で工程間を行ったり来たり、遠い倉庫 など)


皆さんも、日々の業務の中で、「何か無駄なことをしているな」と感じる瞬間があるかもしれません。
それらのムダを一つひとつ見つけ出し、なくしていくことで、生産性は飛躍的に向上します。


■7つのムダをなくすための具体的なアプローチ

製造業の7つのムダを理解することは第一歩に過ぎません。それらのムダを実際に現場からなくしていくためには、具体的な改善策を継続的に実行していくことが不可欠です。皆さんも、「ムダがあるのは分かっていても、どうすればいいか分からない」と悩んでいるかもしれません。

ここでは、7つのムダをなくすための具体的なアプローチについて、現場で実践できる方法を中心に解説していきます。


□見える化に取り組む

ムダをなくすためには、「見える化」に努めましょう。現場で何が起こっているのかを誰もが把握できるようにすることで、ムダの発見と改善がしやすくなります。例えば、生産ラインの進捗状況をリアルタイムで表示するモニターを設置したり、作業ごとの所要時間を記録するタイムスタディを実施したりすることが有効です。

また、ホワイトボードや掲示板を活用し、不良品の発生数や手直しの原因などを全員で共有することで、問題意識を高めることができます。このように、現場の状況を「見える化」することで、なぜムダが発生しているのか、その原因を明確にすることが可能となります。


5Sを徹底する

次に、「5S」を徹底しましょう。5Sとは、「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「しつけ」の5つの頭文字を取ったもので、製造現場の基本となる活動です。
例えば、「整理」では、必要なものと不要なものを分け、不要なものを処分することで、在庫のムダを減らすことができます。「整頓」では、必要なものをすぐに取り出せるように配置することで、動作のムダや手待ちのムダをなくせます。
5Sを徹底することで、ムダが発生しにくい環境を整えることができます。


□改善活動に取り組む

さらに、「改善活動」を日々の業務に取り入れましょう。従業員一人ひとりが「このムダをなくすにはどうすればいいか」を常に考え、小さな改善を積み重ねていくことが大切です。例えば、作業手順を見直したり、工具の配置を工夫したりすることで、動作のムダを減らせます。また、チームで定期的にミーティングを開き、ムダの原因について意見交換をする場を設けるのも良いでしょう。

このように、全員が参加する改善活動を通じて、現場全体の生産性向上を図ることができます。改善活動は、決して大掛かりなことだけを指すわけではありません。日々の業務を「なぜ、このやり方なのだろう」と問い直すことから、小さな改善は生まれます。


■7つのムダをなくすことのメリット

製造業の7つのムダをなくすことは、単に生産性を向上させるだけでなく、企業やそこで働く人々にとって、様々なメリットをもたらします。
ここでは、ムダをなくすことのメリットについて考えていきましょう。


□コスト削減

まず、コスト削減は最も分かりやすいメリットの一つです。在庫のムダや不良品のムダをなくすことで、原材料費や保管費、人件費といった様々なコストを削減できます。これにより、企業の利益率が向上し、より安定した経営が可能となります。


□品質向上

次に、品質向上にも繋がります。不良品のムダをなくすことは、製品の品質が安定し、顧客からの信頼を獲得することに直結します。
高品質な製品は、企業のブランド力を高め、新たな顧客を獲得する上でも大きな武器となります。


□従業員の働きやすさ向上

さらに、従業員の働きやすさの向上も大きなメリットです。手待ちのムダや運搬、動作のムダをなくすことで、従業員の負担が軽減され、より効率的に、そして安全に作業を進めることができます。ムダをなくすことで、従業員は本来の業務である「価値を生み出す作業」に集中できるようになり、仕事へのモチベーションも向上します。
また、改善活動を通じて、従業員は自ら課題を見つけ、解決する力を身につけることができるため、個人の成長にも繋がります。


■まとめ

製造業の現場に潜む「7つのムダ」は、「かざふてつどう」という言葉で覚えられます。これらは、加工、在庫、不良・手直し、手待ち、つくりすぎ、動作、運搬の7つを指し、それぞれが生産性や品質を低下させる原因となります。

これらのムダをなくすには、「見える化」や「5S」の徹底、そして従業員全員が参加する継続的な改善活動が重要です。ムダをなくすことは、コスト削減や品質向上、そして従業員の働きやすさ向上にも繋がり、企業の競争力強化に不可欠な取り組みと言えるでしょう。


今回は『知っておきたい!製造業の7つのムダ「かざふてつどう」とは?』について特集をさせて頂きました。

皆様のお仕事探しのご参考になればうれしい限りです♪


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