ハローワークの「求職者支援制度」とは?製造業就職・転職に有利な資格が取れるって本当?
2025.09.04
愛知県岡崎市で製造請負・人材派遣の会社を営むビージョブメイトの「BSG株式会社」です。
地域密着・岡崎市で「企業」と「お仕事をしたい方」とをマッチングさせて頂いております。こちらのブログでは愛知県岡崎市周辺のお仕事情報の発信だけじゃなく、お仕事を探している方にとって有益な情報をお届けしたいと思いスタートしました。
さて、早速、今回のブログのテーマに入りたいと思います。
今回のテーマはズバリ『ハローワークの「求職者支援制度」とは?製造業就職・転職に有利な資格が取れるって本当?』ということでお伝えしていきたいと思います。
新しい仕事を探しているけれど、なかなか希望に合う職が見つからない…、または、未経験の分野に挑戦したいけれど、スキルや資格がなくて不安…、そう感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。特に製造業への転職を考えている皆さんの中には、「専門的な知識がないと難しいのでは?」と躊躇している方もいるかもしれませんね。
ハローワークが提供する「求職者支援制度」は、個人のキャリアチェンジを後押ししてくれる国の制度です。
本記事では、皆さんが安心して求職者支援制度を利用できるよう、制度の概要から対象者、製造業への就職・転職に有利な資格取得までの具体的な流れを詳しく解説します。
■ハローワークの「求職者支援制度」とは?
ハローワークが提供する「求職者支援制度」は、雇用保険を受給できない求職者の方々が、職業訓練を受けながら安定した生活を送り、早期の就職を目指すための支援制度です。
□対象となる方
求職者支援制度の対象者は、以下の全ての要件を満たす方です。
- ハローワークに求職の申し込みをしていること(原則として週20時間以上の就業を希望していること)。
- 雇用保険の被保険者ではないこと、または雇用保険の給付が終了していること。
- 労働の意思と能力があること。
- 職業訓練などの支援を行う必要があるとハローワークが認めたこと。
- 世帯全体の所得や資産が一定の基準以下であること。
※具体的には、本人収入が月8万円以下(一部例外あり)、世帯全体の金融資産が300万円以下、世帯全体の所得が月30万円以下といった細かな要件があります。
□受講できる訓練の種類
求職者支援制度で受講できる訓練は、多岐にわたります。製造業関連の訓練はもちろんのこと、介護、IT、事務など、様々な分野の訓練コースが用意されています。
訓練期間は2ヶ月から6ヶ月の比較的短期のコースが多く、専門的な知識やスキルを効率的に習得できるようカリキュラムが組まれており、訓練の受講料は原則無料です(テキスト代や交通費は自己負担となる場合があります)。
これらの訓練は、民間教育訓練機関に委託されて実施されるものが多く、実践的な内容で構成されています。皆さんも、自分の興味や目指す職種に合わせて、最適なコースを選ぶことが大切です。
■製造業就職に有利な資格が取れる?おすすめの訓練コース
求職者支援制度を利用して製造業に転職を考えている皆さんにとって、「どんな資格が取れるの?」「どの訓練コースが就職に有利なの?」という疑問は尽きないでしょう。ここでは、製造業で特に役立つ資格が取得できる訓練コースをご紹介します。
□フォークリフト運転技能者
物流倉庫や工場内で荷物の運搬に不可欠なフォークリフトの操作資格です。製品や部品の移動、積み下ろし作業などで重宝され、製造業の多くの現場で需要が高い資格と言えるでしょう。訓練では、安全な操作方法や点検、荷物の積み付け方などを学び、実技と学科の両方で知識と技能を習得します。比較的短期間(数日~1週間程度)で取得できるコースも多く、未経験から製造業を目指す方にとって、早期に取得できる即戦力となる資格です。
□玉掛け技能者・クレーン運転士
工場内で重量物の吊り上げや運搬を行う際に必要な玉掛け作業(ワイヤーなどで荷物を吊り上げる作業)の資格と、クレーンを操作する資格です。特に大型製品や部品を扱う製造現場では必須となるスキルです。訓練では、吊り上げる荷物の重量計算、安全な吊り上げ方、合図の送り方、クレーンの種類に応じた操作方法などを学びます。
□溶接技能者
金属部品の接合に用いられる溶接技術は、自動車、機械、建設など幅広い製造分野で不可欠なスキルです。アーク溶接、TIG溶接、半自動溶接など、様々な溶接方法があり、訓練ではそれぞれの方法に応じた実技と学科を学びます。溶接技能者の資格は、技術レベルに応じて細かく分類されており、取得することで自身の技術力を客観的に証明できます。手に職をつけたい方や、専門技術を習得したい方には特におすすめです。
□NC旋盤・マシニングセンタ操作技能者
コンピュータ数値制御(NC)によって金属や樹脂などを精密に加工するNC旋盤やマシニングセンタの操作スキルは、現代の製造業で非常に重要です。CAD/CAMソフトウェアを用いたプログラミング、機械の段取り、実際の加工、品質検査までの一連の流れを学びます。精密部品の製造や金型製作など、高度な技術が求められる分野で活躍したい方に有利な資格です。
■訓練コースの選び方とチェックポイント
求職者支援制度の訓練コースは多岐にわたるため、どれを選べば良いか迷ってしまうかもしれません。皆さんも、後悔しない選択をするために、いくつかのチェックポイントを押さえておきましょう。
□自分の興味・適性
まずは、自分がどんな製造分野に興味があるのか、どんな作業に向いているのかを考えてみましょう。細かい作業が好きなら精密部品の組み立てや検査、機械いじりが好きなら機械加工や設備保全、体力に自信があるなら重機操作など、自分の興味や適性に合った分野を選ぶことが、訓練を継続し、その後の仕事で活躍するための第一歩です。興味のある分野であれば、学習意欲も自然と高まるでしょう。
□就職希望先の職種と企業のニーズ
訓練修了後、どのような職種に就きたいのか、その職種ではどんなスキルや資格が求められているのかを具体的に調べてみましょう。ハローワークの求人情報や、企業の採用サイトなどを参考に、ニーズの高いスキルや資格を把握することが重要です。例えば、あなたが希望する地域で自動車部品製造が盛んなら、溶接やNC旋盤のスキルが有利かもしれません。
□訓練内容
訓練コースの募集要項をよく確認し、カリキュラムが具体的に記載されているか、実践的な内容が含まれているかをチェックしましょう。座学だけでなく、実習や演習の時間が多く確保されているか、最新の設備が導入されているかなども確認ポイントです。
□通いやすさ・訓練期間
訓練期間中、毎日通うことになるため、訓練施設の場所や交通手段、訓練期間も考慮に入れましょう。無理なく通える範囲にあるか、あなたの生活リズムに合った訓練時間か、そして目標とする期間でスキルが身につくかなどを検討します。特に、給付金を受けながら訓練を受ける場合は、皆勤が求められることもあるため、通いやすさは非常に重要です。
これらのチェックポイントを踏まえて、複数の訓練コースを比較検討し、あなたにとって最適なコースを選びましょう。ハローワークの担当者や訓練校の職員とも積極的に相談し、疑問点を解消しながら、納得のいく選択をしてください。
■まとめ
今回は、ハローワークが提供する「求職者支援制度」について、その概要から利用の流れ、そして製造業への就職・転職に有利な資格取得について解説しました。製造業では、フォークリフト運転技能者や溶接技能者、NC旋盤・マシニングセンタ操作技能者など、就職に直結する専門性の高い資格取得を目指せる訓練コースが多数用意されています。
未経験から製造業への転職を考えている皆さんにとって、求職者支援制度は、スキルアップと生活支援を両立させながら、安心して就職活動に専念できる心強い味方となるでしょう。ぜひこの制度を最大限に活用し、理想のキャリアを実現してください。
今回は『ハローワークの「求職者支援制度」とは?製造業就職・転職に有利な資格が取れるって本当?』について特集をさせて頂きました。
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